Webライターとして仕事を続けるうちに、いつかはWordPressを使った入稿業務も経験してみたいと思うようになりました。記事を書く仕事には慣れていましたが、完成した記事を実際にWordPressへ入稿する作業は未経験だったからです。
そんなある日、WordPress入稿スタッフの募集を見つけ、思い切って応募することにしました。
結果から言うと想像を絶するほど大変でしたが、今振り返ると挑戦して本当によかったと思っています。今回は、私がWordPress入稿に初挑戦し、苦戦しながらも続けられた経験について振り返ってみます。
初めて依頼を受けたときの気持ち

幸いにも、自分のブログを運営していたため、WordPressの基本的な操作には少し慣れていました。しかし、それはあくまで個人ブログでの経験です。
仕事としてクライアントの記事を入稿するとなると、知識も経験も十分とは言えず、不安な気持ちがあったことを今でも覚えています。
ここでは、WordPress入稿の仕事に応募した当時の状況や、そのときの率直な気持ちについてお話しします。
WordPress経験はブログ2本だけ
応募した当時のWordPress経験は、自分のブログを2本投稿した程度でした。見出しを作ったり、画像を入れたりと基本的な操作は何となく知っていましたが、仕事として使った経験はありません。
そのため、「本当に自分にできるのだろうか」という不安は少なからずありました。
思い切って応募した理由
それでも応募した理由は、短期間でもいいからWordPress入稿の経験を積んでおきたいと思ったからです。当時は、無理かもしれないという気持ちもありましたが、それ以上に今挑戦しなければ、いつまでも経験者にはなれないと考えていました。
応募時には簡単な経歴紹介を送り、WordPressの使用経験についても正直に「ブログを2本投稿した程度です」と伝えました。もちろん採用されない可能性もあると思っていました。
それでも、「今回はダメでも、また別の募集があれば応募すればいい。」そんな気持ちで応募したことを覚えています。
実際にやってみると想像以上に大変だった

幸いにもWordPress入稿の仕事を任せていただけることになりました。しかし、実際に業務が始まると、WordPressの操作や入稿ルールに戸惑うことばかりでした。
思っていた以上に作業時間がかかり、時間があっという間に過ぎてしまうため、家事やプライベートにも影響が出るほどでした。
ここでは、特に苦労したポイントや、当時感じていたことを振り返ってみたいと思います。
ビジュアルエディター・コードエディターの切り替えで苦戦
実際に業務が始まると、最初に戸惑ったのがビジュアルエディターとコードエディターの切り替えでした。普段ブログを書く程度では意識することのなかった画面ですが、仕事では状況に応じて使い分ける必要があります。
- さっきまで表示されていたものが消えた
- コードを触ったらレイアウトが崩れた
そんなことも何度かあり、最初の頃はかなり焦りました。当時はエディターの切り替えボタンの場所もわからず、かなりパニックになっていたのを覚えています。
プレビューどおりに表示されず戸惑う
さらに苦労したのが、プレビュー画面です。編集画面では問題なく見えていたのに、プレビューを開くと表示が崩れていることが何度もありました。
「さっきまで大丈夫だったのに、なぜ?」
そんな疑問を抱えながら修正と確認を繰り返し、思っていた以上に時間がかかってしまいました。ライティングとは違い、文章を書けば終わりではないことを、このとき初めて実感しました。
時間が溶けて私生活にも影響
一番驚いたのは、作業時間でした。最初の頃は、想像以上に時間がかかります。一つひとつ確認しながら進めるため、数時間で終わると思っていた作業が半日近くかかることも珍しくありませんでした。
仕事が終われば家事や家族との時間もあるため、「今日はここまで進めたかったのに……」と思う日も何度もありました。
当時は「自分のスキル不足だから時間がかかるんだ」と思っていましたが、経験を積むうちに、作業時間は自分のスキルだけでなく、WordPressを設置しているサーバーの速度にも左右されることを知りました。
ページの表示や保存に時間がかかる環境では、それだけでも作業効率は大きく変わります。
もちろん経験不足だったことも事実ですが、「自分だけが遅いわけではない」と分かったことで、少し気持ちが楽になったことを覚えています。
それでも続けられた理由

作業が思うように進まず、「もう辞めようかな……」と思ったことは一度や二度ではありません。それでも、せっかくいただいた仕事を簡単に諦めたくないという気持ちがあり、自分なりに試行錯誤を重ねながら入稿業務と向き合っていました。
ここでは、私が少しでも効率よく業務を進めるために実践していたことや、仕事を続けるために工夫したことをご紹介します。
AIで調べる
わからないことがあったときは、まずAIを活用して調べるようにしていました。リーダーは常に忙しく、基本的な内容まで何度も質問するのは避けたいと思ったからです。
AIは、ゼロスペースやコードの不具合など、原因が分かりにくいトラブルも素早く教えてくれました。
また、専門用語の意味を調べる際にも役立ち、事前にある程度理解してから質問できるようになりました。
AIを最初の相談相手として活用したことで、効率よく知識を身に付けられたと感じています。
先輩の入稿を見る
私が成長できた一番の理由は、先輩が実際に入稿した記事を何度も見返したことです。見出しの入れ方や画像の配置、装飾の使い方など、マニュアルだけでは分からない細かな工夫がたくさんありました。
先輩のコードには文字列がキレイに入っているけど、自分のコードは削除してしまっていた。←ここが原因だったのか・・!
ここはスペースを入れたほうがいいんだ!
マニュアルだけでは分からない部分は積極的に取り入れ、入稿の参考にしました。実際の完成形を見ることは、何よりも勉強になります。
わからないところはリーダーへ質問
それでも解決できないことは、遠慮せずリーダーへ質問しました。今振り返ると、本当に基本的なことまで質問していたと思います。
それでも嫌な顔一つせず、毎回丁寧に教えていただきました。
当時は「こんなことまで聞いていいのかな」と思うこともありましたが、一つひとつ疑問を解消していったからこそ、少しずつ仕事を覚えられたのだと思います。質問しやすい環境を作ってくださったリーダーや先輩方には、本当に感謝しかありません。
業務に慣れたと思ったのは3か月後

入稿を始めたばかりの頃は、時間がかかりすぎて「この仕事は自分には向いていないかもしれない」と思ったこともありました。それでも続けられたのは、将来、WordPressをある程度使えるようになりたいという気持ちがあったからです。
毎月、同じテーマの記事を入稿する機会があったため、作業を繰り返すうちに少しずつ流れを覚えられるようになりました。最初は何度もマニュアルを見返していた作業も、気付けば自然と手が動くようになっていました。
「慣れてきたな」と実感できたのは、およそ3か月が過ぎた頃です。当初は半日近くかかっていた作業も、最終的には半分ほどの時間で終えられるようになりました。
もちろん、難しい案件では今でも時間がかかることはあります。それでも、経験を積めば確実に成長できるということを、この仕事を通じて実感しました。
WordPress入稿を経験して変わったこと

WordPress入稿を続けるうちに、作業に慣れただけでなく、ライターとしての考え方にも少しずつ変化が生まれました。記事を書く側では気付かなかったことや、入稿を経験したからこそ見えてきたことも数多くあります。
ここでは、WordPress入稿を経験したことで私自身が感じた変化や、ライティングにも生かせるようになったことについてお話しします。
ライターとして見る景色が変わった
入稿を経験して一番変わったのは、ライターとしての視点です。以前は読みやすい文章を意識することが中心でしたが、今では入稿しやすい文章も意識するようになりました。
例えば、
- 箇条書きが長すぎないか
- 改行の位置は適切か
- 見出しの構成は分かりやすいか
など、実際に作業する人のことを考えながら執筆するようになりました。
ライティングと入稿は別々の仕事ですが、お互いの業務を理解することでより良い記事につながるのでは・・と思います。
入稿は記事の最終チェックでもある
入稿は、記事を公開する前の最後の確認作業でもあります。
- リンク切れはないか
- レイアウトが崩れていないか
- 誤字脱字は残っていないか
記事を書くだけでは気付かなかったミスも、入稿中に見つかることは少なくありません。公開前の最後の砦として記事を見るようになったことも、大きな学びでした。
最後は根性(笑)
WordPress入稿には、もちろん知識や経験も必要です。しかし、それ以上に必要だったのは最後まで粘り強く向き合う気持ちでした。
うまく表示されない日もあります。原因が分からず、何度も同じ作業を繰り返す日もあります。それでも一つずつ確認し、地道に解決していくしかありません。
少し精神論になってしまいますが、振り返ってみると、最後は根性だったように思います。
もちろん無理をする必要はありません。それでも、もう少しだけ頑張ってみよう。その積み重ねが、自分の成長につながったのだと今では感じています。
まとめ
WordPress入稿は、ライティングとはまた違った難しさがあり、最初の頃は思うように作業が進まず苦労の連続でした。しかし、一つひとつ経験を積み重ねることで、少しずつできることが増え、自信にもつながりました。
未経験者や経験の浅い方は、最初からスムーズに進められるとは限りません。余裕を持って十分な作業時間を見積もることをおすすめします。
もし未経験だからという理由で応募を迷っているなら、一歩踏み出してみる価値はあると思います。その経験は、きっと今後のライター活動やWeb制作の仕事にも役立つはずです。


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